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いちばん初めのきっかけとなったのは小学生の頃。学校の授業で「紅型」を、型彫り、染め、仕上げの工程まで体験する機会を頂き、紅型の色の美しさや、糊や型紙の独特な匂いに惹かれ、将来携わっていきたいと志すようになりました。

それから高校は開邦高校の芸術科美術コースへ入学。制作の基礎となるデッサンや、油画も学び、大学は沖縄県立芸術大学工芸専攻染織コースへ入学。大学院修了まで、紅型だけではなく色々な染色技法を学びました。

卒業後は「宏次染め工房」にて金城宏次氏に師事し、紅型の伝統的な技法だけでなく、金城宏次氏独自の技法から、紅型の新たな可能性を見ることができました。

学生の頃から、地元沖縄市の動物園「沖縄こどもの国」へ度々スケッチに行き、動物達の行動や表情に魅力を感じて、よく作品に取り入れています。

動物たちのかわいらしさや美しさが、私のフィルターを通して色と形になった作品に、何か共感してもらえることがあると嬉しいです。